なつかんのぶろぐ

手取り月収17万円、地方在住30代事務職のあれこれ

【読書メモ】一生モノの超・自己啓発

おはようございます。夏柑(@borw_hatena)です。

読書するからには単に読むだけじゃなくて簡単でもいいから読書メモを残そう!

ということで、先日図書館で借りてきた本の読書メモ第一弾!

 

一生モノの超・自己啓発~京大・鎌田流「想定外」を生きる~

著:鎌田浩毅

 

内容紹介

京大人気教授による生き方・働き方の決定版。

グローバル社会を生き残れ、とあおる近視眼的なビジネス書はもういらない。

長期的・包括的な視点で自分にとって本当に大切なものは何かを考えながら生きる、真のサバイバル法を説く!

仕事、人生をすべて計画してコントロールできると考えるのは人間のおごりです。

むしろ、仕事や人生の「揺れ」を認めて時には折れながらもうまくつきあっていった方がいい。

あらゆるものが変動し不確かなこの時代を幸福に生きるための作法。

 

感想

図書館で哲学ジャンルが置いてある棚を通りがかった時、

「そういえばわたし自己啓発の本読んだことないな~」

とふと思って、たまたま背表紙で気になって手にとってみた本です。

「一生モノ」とか「想定外」とか書いてあると気になりません?(笑)

 

早速読んでみたところ、この本の読者として想定しているのが

既に多くのビジネス書を読破しいくつものビジネススキルを真面目に身につけてきたが、「努力しても成果が上がらない、ここからなんとか脱却したい」と願うビジネスパーソン

とありまして。

 

あれ?

わたしだいぶ範囲外にいるけど大丈夫か?

これが最初の感想でした(笑)

 

筆者の見解としては、世に溢れるビジネス書やキャリア論は基本的に

「自分の人生を制御・コントロールして、いかに効率よく生きていくか」

に重点を置かれているが、それに対して

「人生には制御できない・コントロールできないことがあると認めて、それが起こった時にいかにうまく付き合っていくか、要するに想定外と出会った時にどうするか」

という点を掘り下げていく内容となっていました。

筆者が地球科学者という立場の方だったので、自己啓発のたとえ話が地球科学をベースとした地球規模になることが多々あり、スケール感の違いにちょっと面白くなりつつ、でも納得いく点もあって勉強になりました。

 

あとは世の中にビジネス書や自己啓発書に疲れている人が増えているという話も面白かったです。

完璧であることを求められると、出来なかったとき自分のダメなところを責められている気になってげんなりするんだそう。

たとえ出来たとしても無理をしての達成なので、達成感はあっても疲れを感じてしまうんだとか。

 

 

いいなと思った部分の抜粋(+感想)

自分の責任の範囲なら何をやってもいい

偶発性を取り込むには、なんでも恐れずにやってみることが大切。

なんでも取り組んでみた結果、もしかしたら刺激的なことなど起きず空振りに終わってしまうかもしれないけれど、どうせ結果がわからないなら「きっと面白いことが起きるはずだ」と思い込んで動いていた方が得。

何も起こらなくても、それは自分にとって必要な無駄だったと考えればいい

大切なのはどのようなことでも積極的に経験すること。

やってみて合わないと思えば周りの目は気にせず堂々とやめればいい。

ただ、結果的に回り道になったとき自分以外の人のせいにしないよう心がけることが必要。

どのような結果になっても選んだのは自分なのだから、その結果は自分で引き受けなくてはいけない。

人は自分で責任を負える範囲において人は「自由」

チャレンジするからには結果を引き受ける覚悟も必要。

ここの話が自分にとってもしっくりきて、そして背中を押されました。

背負うべきものがない今の時期に冒険せずしてどうするよ!と(笑)

あとは責任と結果を引き受ける覚悟の話。

最近何かを決めるとき「あとで誰かのせいにしないこと」を基準に自分で決めることを心がけていたので、とってもしっくりきました。

後々になってうまくいかなかったときに「○○がいいって言ったからしたのに」みたいなことを言いたくないなと思ってて。

 

 

ポジティブにあきらめる

ないものはないのだから無い物ねだりの思考になるのではなく、今あるものをどうやって生かせるかを考えた方がわくわくする。

過ぎたことは変えられないのだから、手に入らなかったことを悔やむより手元に残ったもので次に何ができるかアイディアを膨らませた方がずっと建設的。

いい意味で開き直って、すでに起きたことやこれから起きることを受け止め、今持てるものを生かしていく、これが今を生きるということ。

ポジティブにあきらめる、という言葉が刺さりました。

なんかいいな!と(笑)

ちょっとの考え方の違いで気分がだいぶ変わりますよね。

足りないものを探すのではなく、今あるものでベストを尽くす。

そんな風にありたいものです。

 

 

楽しむためには身体の状態が整ってこそ。

身体を整えるために大切なのは休むこと、逃げること。

楽しむためには、休むこと、逃げることが大切。

自分の身を守るためには、休む技術・逃げる技術を積極的に身につけよう 

自分の身が可愛い人間なので、 かなり休んでます!

でも時に頑張りすぎていて休めない、逃げられない、で追い詰められていく人がいるので、そんな人には難しいかもしれないけど自分を労って欲しいなぁって思います。

 

 

しなやかに生きる

柔軟でしなやかな生き方とは、一つのことに縛られない生き方。

必要に応じて例外的にルール外のことをしても構わない。

 

これは人生を一本道の単線にしないと言う意味もある。

変化の激しい時代を生きていくには「分散」が重要。

一つの拠り所しかなければそれがダメになった時自分もダメになってしまう。

「しなやかに生きる」が原則原理であるが、これに拘ってしまうのはNG。

あくまで原則原理であるので、例外的にルールを外れて問題ない。

要はバランスの問題(原則>例外)。

そんな風に時には真面目を脇に置いて置いて、肩の力を抜く「非真面目」に生きていい(不真面目≠非真面目)。

具体的には「べしべからず」の思考はやめよう。

ゆる〜く生きているわたしにとって理想かもなと思いました。

あと途中の話は「投資かな?」と思う分散のお話(笑)

投資に限らず生きていく上で分散って大事ねと改めて思いました。

自分にも他人にも「べしべからず」はせず、ゆる〜く非真面目に生きて生きたいなぁ。 

 

 

 

番外:スケール感が面白かった部分

地球科学の観点で言うと、生命はただ存在しているだけで尊い存在。

その意味で言えば、自分がどこ欠けた人間なのではないか?と言う思いを抱いていたとしても、本来備わっていなければならないものが欠けている人間は一人もいない(なぜならただ存在しているだけで尊い存在だから)。

もって生まれたものを自分なりに生かしていけば、それで十分

自分の足りないところばかりが気になる人は、視野を地球規模に広げてみて。

って、言うは易し行うは難しと言うか(笑)

でも確かに地球規模まで広げちゃえば自分の悩みとかってほんと小さいって思えるでしょうね。

自分の価値は地球にとってめっちゃ尊い存在です!って意識でいればいいのかな。

 

 

 

最後に

抜粋に感想を書いたので、詳しくはそっちで。

ちょっと本の内容書きすぎかな・・・?

 

たまたま手にとった本で、また「自分この本の対象外すぎないか?」と言う不安もありましたが、結構なるほどな〜と思う話が読めました。

「図書館の出会い侮りがたし」です(笑)

 

柔軟で折れないしなやかさを手に入れたいな!と思いました!♪

 

ではでは。